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ミッション ビジョン バリューとは。築くために必要なこと

今企業に求められているものは『改革』

組織改革と意識改革

『働き方改革』『ダイバーシティ』『OKR』『ティール組織』エトセトラ。

たくさんありすぎて、何をどうすれば良いのか、あれやこれやと模索しながら、社員を研修に参加させてみたり、様々な施策を取り入れてみたり。

多くを取り組んでみても、期待した成果が見られず、いったい何をどうすればよいのかと悩む経営者の方々の気持ちは良くわかります。

『組織改革』を行うには『意識改革』から始めなければ、どんなに高額なプログラムを導入しても、コンサルタントを依頼しても期待するような効果は得られないのです。

単なる施策では改善できないほど根付いてしまった【根本となる問題の解決】には即効性のある方法はありません。

その企業の置かれた事業環境、歴史、風土、さまざまな企業の背景などを考え、次なる時代をどのように成長し、存在意義を見いだしていくのか。

まさに次代のニュースタンダード、新たなブランディングを必要とされているのであり、それを根付かせていくために『組織(企業)風土改革』に取り組む企業が増えています。

組織風土と企業風土の違い

『組織風土』とは「組織(チーム)において共通の認識とされる価値観やルール」と理解しても良いかと思います。

組織(チーム)における価値観やルールといって何を例に話そうかと考えた時に、十数年前にリッツカールトンのクレドについて書かれた本を読んだことを思い出しました。

その当時、本当にそんなサービスをどこでも、どのスタッフも実行しているのか?という興味を持ち、大阪のリッツカールトンへ宿泊してみたことがあります。

スタッフ一人ひとりに与えられた責任と権限、リッツカールトンの価値観とルール。

組織風土とは組織に所属する一人ひとりが明確に感じている価値観のことを意味し、従業員の考え方や行動、感情などに影響を及ぼします。

そして「組織風土」は、ひとつの会社の中に複数存在します。

一つ一つのチームやプロジエクトもそれにあたります。

その「組織風土」が集まり、会社全体を指すとき、「企業風土」となります。


ミッション ビジョン バリュー とは

「組織の風土改革」〜社内の意識のズレを修正する〜

多様化した社員の「価値観」について知ることがマネジメントのポイントになるということを何度かお伝えしてきました。→部下とのコミュニケーションのコツ

世代別影響を受けたアニメ

「ガンダム世代」【タテ(上→下)のマネジメントが辛うじて効く価値観】(60年代生まれ 48〜57歳)

「ドラゴンボール世代」【タテ(下→上)と戦う・上がる為に、自分の力を高める価値観】(70年代生まれ 38〜47歳)

「ワンピース世代」【タテの価値観が弱く、ヨコ(仲間)のつながり=絆を大切にする】(80年代以降生まれ 〜37歳)

このように社内にはギャップやズレがあるということを前提に取り組まなくてはなりません

社内のすべての人に浸透させるためにまずは経営理念「ミッション」「ビジョン」「バリュー」を社員と一緒に整理することから始めてみてはどうでしょう。

【ミッション/存在意義】

ミッションについては経営者が伝えていくものだと考えます。

  • 企業が社会において果たしたいと考える役割
  • 企業活動を規定するもの
  • 普遍的であるが、時代とともに読み替えられるもの

【ビジョン/目指す姿】

ビジョンやバリューについては管理職、従業員を巻き込んで創っていくことが社内の意識のズレやギャップを修正することにつながります。

  • 中期的に実現したい状態
  • 時期や定量的な値を含む到達目標
  • 経営環境に合わせ、流動的に設定される

【バリュー/価値観・行動指針】

  • 日々の判断・行動の基準となる姿勢や価値観
  • 組織独自の考え方と優先順位
  • 継承されるものと、時々で追加されるもの


組織(企業)風土改革に大切な3つのこと。

コミュニケーションイメージ


従業員を巻き込み、企業の【ミッション】【ビジョン】【バリュー】について話しあうことが組織や企業内の意識のズレやギャップを修正することに繋がっていくのですが、
その前にそれらを話し合う土壌を整えることが改革をスムースにすすめるポイントとなります。

それを可能にするものは「コミュニケーション」です。

何でも話し合えるという「心理的安全性」を担保すること。

それこそが組織(チーム)の風土という事になります。

それぞれの考え方を忌憚なく話し合える土壌を整えること、そして「そのために何が必要か?」を組織(チーム)を横断して協力し合い、検討し合うことでビジョンに示す「どうなりたいのか?」を実現し、それが自分たちの存在意義を示すことに繋がります。

また、チーム、組織、企業において共通の「目標」を持ち、「価値観」や「ルール(環境)」を整えるには、話し合いの参加者の認識を一致させ、相互理解をサポートし、組織や参加者の活性化、協働を促進させるリーダーシップが必要です。

まとめとして、組織(企業)風土改革にはコミュニケーションとファシリテーション、そして強い信念を持ったリーダーシップが改革を成功させるために大切3つの要素なのです。


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池内浩子
池内浩子
有限会社デジタルプラネッツ代表取締役。 セールスプロモーションを柱とした事業を大阪と東京を拠点に展開。22期目。 取得資格:GCS認定コーチ/ロジック・ブレイン認定トレーナー/戦略MG マネジメントゲーム認定インストラクター

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