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部下に対して、言うべきことを伝えていますか? 「怒る」「叱る」「指導する」の使い分け。

部下や同僚に対して、言うべきことは言えますか? 

たとえば、社内でちょっとした気持ちの行き違いがあって空気感がぎくしゃくしている時。

自分が当事者であった場合でも、そうでなかった場合でも、言うべきことはちゃんと伝えることができているでしょうか?

家族、友人、上司⇄部下、同僚など様々な環境や人間関係で老若男女問わずコミュニケーションにはちょっとしたストレスや問題があります。

会社の中では何でも言い合えるような関係ができているということはそう多くありませんね。

今日もちょっとした気持ちのすれ違いが起こり、なぜわかってくれないのだろうとストレスをはき出すところが無く、一人鬱々としてしまっている。

その積み重ねである日、突然感情が吹き出してしまって、部下に対して怒りをぶつけてしまった経験はありませんか?

「怒る」は自分の感情をぶつけているだけ。でも「叱る」は言葉が強くても、それは相手の成長を願って伝えていること。

そんな風に言われています。

しかし、どちらも「怒る」「叱る」側は感情を強く表し、エネルギーをヘトヘトになるくらい使っていませんか? 

それくらいエネルギーを使っているのだから、相手にちゃんと伝われば救われますが、逆に関係性がぎくしゃくしたり、相手が全く理解をしめさなかったりすると、疲れが倍増し、イライラした感情で言葉を発してしまって周りの人たちとの関係もうまくいかなかったりと良いことは何もありません。全くの疲れ【損】です。


怒る

たとえばどこでもあるような一コマ。

社内書類提出の期日が過ぎておいることを、ついうっかり忘れてしまっていて経理のSさんから「Mさん、もうずっと前に期日が過ぎています!早く提出してください。何度もメールでお伝えしていましたよね!」とちょっと声を荒げた感じで叱られたとします。

もちろんこの場合、期日を忘れていたMさんが悪いのです。

それは誰もがそう思っていますが、その時の注意の仕方が周りの人たちに不快な思いにさせてしまったのです。

Sさんは仕事が丁寧で、きちんとしています。自分の決めた段取りで着々と仕事をこなしています。

しかしながら、機嫌の良いときと悪いときとで全く雰囲気が異なり、社内のメンバーとしても、今までにもこのようなことがたびたびあり、年上のSさんに対して、皆なご機嫌を伺いながら気を遣っています。


あなたはSさんのことで相談を受けた上司です。

Sさんにどのように注意を促しますか?


「怒る」「叱る」「指導する」を使い分ける。

騒動の原因として、まずは決められた社内ルールを守れていない側にあります。

何人もの情報を処理していかなくてはなりませんから、一人二人と自分勝手な都合で期日を守らないことがSさんの生産性を下げています。

ちょっとくらいいいじゃないかという気持ちがあるとすれば、それは他人に迷惑をかけていると自覚してもらわなくてはなりません。

それが一度や二度ではなく、いつもそんな風で、Sさんをイライラさせてしまっていたとしたら? 

Sさんが言葉を荒げて怒ってもSさん側の言い分もわかります。

ただそうであったとしても、感情のままに言葉をぶつけてしまっては、その後も感情を引きずってしまいませんか?

職場で感情を強く表すのは「怒る」にしても「叱る」にしても、どちらにしても非常にエネルギーを使います。

Sさんはキャリアを積んできた皆より年上のスタッフです。

自分の感情を出して怒るより、期日を守らないMさんを呼び、期日を守らないことで業務に支障があること、すでに何度も連絡していることを伝え、ちゃんとルールを守れないMさんを指導することが必要なのです。

皆の前で感情を高ぶらせて声を荒げて怒ったことで、せっかく普段はきちんとした仕事をしていても、皆からは気を遣われて煙たがられるという結果に。

せっかく業務のスキルは問題ないレベルなのに、人間関係でうまくコミュニケーションが取れないというのは、残念ですが、ビジネススキルが足りないと言わざるを得ないですね。


「指導する」際のコツ

怒ったり、叱ったりしてどちらも感情を揺らすことになります。会社の中では同じメンバーとだけ長く仕事をするということは多くありません。

転勤や異動などでしょっちゅうメンバーが変わることもあるでしょう。

また、せっかく教えて育ててきた後輩が辞めてしまって、がっかりした経験もあるのではないでしょうか?

またイチから教えないといけない、そんな徒労感をもってしまうなら、「指導する」ということを意識してみてはどうでしょうか。

チームワークを重視する組織において「指導する」ことのメリットは多々あります。

  1. 指導者が無駄に感情を揺らす事が無く、相手に圧力を掛けずにまわりのメンバーにも不快な思いをさせずに済む。
  2. 誰にでも再現可能な方法にまで落とし込んだ指導は誰にでも使い易く、他のメンバーとの共有もできる。


まず、「指導しなければならない」状況の場合、必ず何らかの問題があります。

その問題は何かを精査し、解決方法を「誰にでもできる(再現可能な)方法」にまで落とし込み、またそれを行わなければならない理由を相手が理解するよう伝えることです。

根気の必要なことですが、コミュニケーションを円滑に進める上でも無用な感情の揺れを起こさないで済む方法を取り入れていきましょう。



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池内浩子
池内浩子
有限会社デジタルプラネッツ代表取締役。 セールスプロモーションを柱とした事業を大阪と東京を拠点に展開。22期目。 取得資格:GCS認定コーチ/ロジック・ブレイン認定トレーナー/戦略MG マネジメントゲーム認定インストラクター
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