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部下を「褒める」ことは得意?不得意? コミュニケーションのきっかけづくりとは。

私は部下を「褒めている」という上司の方で、部下とのコミュニケーションが苦手だという人はそんなに多くはいないと思います。

圧倒的に部下とのコミュニケーションが苦手だという上司の方は部下を「褒める」ということが少ないのではないですか? 

逆に言うと、「褒める」ことが苦手だという方は、自分自身が「褒められた」経験はどれくらいあるのでしょうか? 

基本的に、褒められて気を悪くする人はいないと思います。

少し髪形を変えた女性スタッフに「その髪形、似合うね、自分でセットしたの?」と声をかけたら、うれしそうに「ありがとうございます」と声をかけるきっかけになりますよね。

まぁ、こんな風に容姿のことだと、今は何かとセクハラだとかパワハラだとか騒ぎすぎているところもあるご時世です。自分から言った言葉が●●ハラスメントと言われると厄介だから、仕事上での必要最低限のことだけを話しているという人もいるかもしれませんね。

でもコミュニケーションって「相手のことを知る」「自分のことを知ってもらう」この双方の理解がなければ成り立ちません。

仕事上で「相手のことを知る」ってどんなことまでを? と疑問に思いましたか? 

疑問に思った方は、ちょっとだけ先が明るくなってきましたよ。

話かけるきっかけは上司、先輩からだということを理解してください。


なぜこんなにもコミュニケーションが問題になるのでしょう。

今も昔もコミュニケーションの問題は多少なりともありました。

でも私たちの育ててもらった時代は、メールもなく、もちろんSNSなんてまったく存在しない時代でしたから、その頃は話しにくいことであっても、ちょっとした伝言のようなことでも《直接話す》事が基本でした。

伝言ならメモで十分じゃないかと思われる方もいらっしゃるのは重々承知してはおりますが、私の時代にはそんな不作法なことをすれば叱られたものでした。

では、どのようにしていたかというと、私も一応仕事がありますから、他の先輩方からの言いつけで離席していたりして、お客様ではなくても、社内の他の方からの伝言が即伝わるようにメモを書いて机においておきます。

メモには

  • 誰からの連絡か(もちろんお客様なら会社名も忘れずに)
  • 連絡があった時間
  • 伝言の内容
  • 折り返しの連絡が必要か

メモの最後には、連絡を受けたのは自分であることがわかるように名前を書いておきます。

そしてメモを机のわかりやすい場所においておきます。
上司が戻ってきたら、メモは置いてはいますが、すぐさま報告に行きます。

「そんなこと、メモを読めばわかるじゃないか」と考えるでしょうけれど、目上の方への礼儀としてそう教わりました。

離席していて即刻報告に行けなかった場合も、自分か戻ってきたときに上司が戻っているならば、その時点でメモを置いたことを報告します。

「あぁ、なんと面倒くさいことを」と思われましたか?

コミュニケーションの問題に《直接話す》という機会が少ないということが原因のひとつだと思います。

他にも上司から名前を呼ばれたなら、大きな声で返事をしてすぐさま席を立ち、上司のもと向かいます。

最近では内線で呼ばれるので、大きな声で返事する必要はないかもしれませんが、グズグズせずにさっさと上司のもとへ行き、上司からの用件をうかがいます。

当たり前じゃないかと思われた方もいるかと思いますが、立ち上がる前に、コンピューターのモニターとモニターの間から顔をのぞかせて、「呼びました?」的な態度をよく見かけます。そして、その態度に注意をする管理職も少なくなりました。

まず礼儀ということもありますが、本人の印象が良くないですよね。

損か得かというなら、礼儀を身につけていない人は確実に「損をする」ことになります。

そんなことは関係ないと思っている管理職の人っていませんが、社内に「無関心」が蔓延していませんか?

ちょっとしたマナーなども教えていかないと身につきません。

気がついた人が教えるということでは、結果だれも教えることはしないのが現状です。

コミュニケーションが問題になる原因のひとつに《無関心》もあります。


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コミュニケーション力アップのための第一歩。

シンプルに言えば、直接話す機会を増やすこと。

相手に関心を持って接すること。

当たり前のことですが、これがコミュニケーションの第一歩。

そして大切なことだと思います。

ただよく聞く言葉に「自分なりに頑張っています」など「自分なりに」。

そう、みんな「自分なりに」頑張ってやっているつもりでも、相手に伝わっていなければ「何も話していない」し「無関心」な状態なのです。

「自分なり」の努力で改善しているのであれば、それは素晴らしいことですが、リーダーの方々の悩みの内9割が「人」というデータもあります。

「自分なりに」の頑張りでなかなか改善しない人間関係。

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