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新社会人の5月病対策、していますか? 離職防止対策の重要な鍵は人間関係にあり!

2019年の5月は特別な5月となりました。

「平成」から「令和」になって、私たちの日常に何か特別な変化があるということではありませんが、今年はなんと4/27(土)から数えると最大10連休!

新社会人たちは4/1の入社以来、一人暮らしや職場、人間関係など新しい環境への期待とともにスタートした1ヵ月。

新しい環境というのはワクワクする一方で、それと同じくらい、新しい仲間と上手くやっていけるのか、仕事はちゃんとできるだろうかと不安でいっぱいになる人もいます。

やる気はあるのに、その環境に適応できないでいる人がでてくるのが、ちょうどゴールデンウィークを過ぎたあたり。

そのことから5月病と言われているのが通説です。

最近では5月病とともに6月病まで出てきているようです。

特に6月病が社会人で増えているということですが、初期研修も終わって実際の人事配置で配属も決まり、新しい環境の変化についていけない焦りや人間関係のストレスが身体の不調となって現れてきます。

食欲不振、めまい、動機など、症状は「うつ的な状態」で「適応障害」と診断されることもしばしば。

4月からの慣れない環境で、仕事をマスターすることに時間がかかったり、なかなか覚えられなかったり。

6月に入って少し落ち着いたところで蓄積された疲労やストレスが表面化してくることで、不調を訴えるケースが増えているようです。


症状としては

○気持ちがめいる

○身体が重くて気力が出ない

○会社に行きたくない

○睡眠不足、寝付きが悪い、朝起きられない

○食欲が出ない

○焦りや不安を感じる

などなど


真面目すぎる人や、頑張りすぎる人、人目を気にしすぎる人、自分を押さえ込み過ぎる人。

こんなタイプは要注意です。

チーム内やOJTの担当者からの適度なコミュニケーションは重要です。

特に1ON1のコミュニケーションで悩みを聞いたり、普段の生活の状況を聞いたり、孤立させないような気軽に相談しやすい環境作りが重要になります。


新社会人たちが感じる不安に寄り添って離職防止対策

この春のマイナビの新社会人白書のアンケートでもこんな結果が。

1位 会社の同僚・上司とうまく付き合えるか 215人(42.7%)
2位 新しい環境でうまくやっていけるか 207人(41.2%)
3位 仕事を覚えられるか 185人(36.8%)

第一位と第二位が【人間関係】

仕事上では上司と部下、同僚という関係性と外部においては取引先の担当者や様々な出入りしている業者など。

新しい人間関係をつくっていかなくてはなりませんが、学生時代のように友人をつくるわけではありません。

先輩や上司が積極的に声をかけたりして優しくしてもらっていると実感があっても、やはり同期のメンバーとの気楽な話ができる環境というのは気が休まるようです。

研修時は同期が一緒に過ごす時間もありますが、それぞれに配置された部署やチームの中で、また新たな人間関係を作り上げていかなくてはならないのは大変です。

最近では相性が重要だとHR TECH関連のニュースの話題として少なくはありません。

相性記事1

相性記事2



簡単に言えば何となく気が合う人、合わない人。

私たちの研究でも、相性によって学習の成果が変わることを検証した論文発表を行い、最優秀論文賞をいただいた経験もあります。

優秀論文賞写真

チームや部署のメンバーの個性と相性が可視化されていれば、コミュニケーションの質が良くなるのは必然です。

自分自身のことを知り、相手を知ることで、お互いが理解しあえる。

そんなチームであれば5月病や6月病も難なく過ごせるのではないでしょうか。


第三位【仕事のこと】

新社会人の感じる不安は「ちゃんと仕事についていけるか」ということ。

多くの新社会人にとっては会社で仕事をすること自体が初めてであり、最初からすべてがうまくいくわけではありません。

かかってきた電話を取るにも、お客様の会社名や担当者名など聞き取れず、何度も聞き直したり、電話を取り次ぐ際に間違えてつないだり。来客時のお茶をお出しする際にも上手くできないなど、簡単なことでも躓きやすいものです。

我が社の新社会人のリアルな声をきいてみました。

「今は研修で一つ一つの課題をこなしていく段階で、先輩たちも丁寧に教えてくれるので大丈夫だけれど、このあと自分が本番の仕事で担当を持ってきちんとこなしていけるのかが、不安ですが、楽しみでもあります。」と初々しいコメントがありました。

まわりの先輩たちが当たり前にこなしている業務も、新社会人にとってはなかなか難しいようです。


逆に既存社員の人たちはというと、どんな風に教えれば、モチベーションを上げて頑張れるのかを知りたいとOJTの担当者の多くはそう考えているようです。

先ほどの相性もありますが、褒めて育てる方が良いのか、叱って育てる方が良いのか。

最近では叱って辞められると、せっかく入社したばかりなのに、と既存社員の方が遠慮しがちなこともよく聞こえてくる話です。

昔は10人いても1人の教育担当者でマニュアルがあり、決まったことを決めた通りにやることが研修でしたが、今は10人いれば10人の個性を見極めながら、一人ひとりの才能を活かすことを考えなければなりません。

教育担当者が育っていないことが企業のお悩みでもあるようですね。

池内浩子
池内浩子

有限会社デジタルプラネッツ代表取締役。

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