内定辞退の原因はどこにあるのか。
内定受諾前と内定受諾後の各段階で出てきた数字
全辞退者のうち、約66%が内定受諾前の辞退でした。この受諾前というのは、企業側としては、学生が内定受諾書(承諾書)を返信してくれるのを待つのみと考えていましたが、ロジック・ブレインでは、意志決定に対しての効果的なタイプ別アプローチをサジェストしてくれます。どんな情報・アプローチ・メッセージ・やりとりが意志決定に響くか、というのが統計・分析上わかっているのです。受諾前辞退で発生比率の多かった「感性タイプ」に対して効果的なアプローチに取り組むことで、受諾前辞退率の改善を目指します。
残り約34%の内定受諾後辞退に対しては、ヒューマンリレーションが影響しているのでは、という数字が出てきました。フォロー担当者と内定者が逆ヒューマンリレーションの場合の辞退率が25%だったのです。フォロー担当者との間で生まれる人間関係も意志決定の要素に加わります。ここでのやりとりが、入社後の社内人間関係の投影にもなり得ることから、リレーションの良い担当者を割り当てるという改善策をたてました。